ドイツで確定申告の際に 慌てないために!
ドイツの確定申告の時期は 前年度分を10月2日までが期限です。※2023年現在
以前は5月31日だったようで、古い情報のサイトもたくさんありますが、私はいつも9月の末までを目標にして提出しています。(これで問題ないです。)
例えば、2022年の所得は 2023年の10月の2日までに提出。という流れです。
日本語訳 また、2022年分の確定申告にも余裕があります。2023年10月2日までに確定申告書を提出しなければならない。税務アドバイスを受けている場合、期限は2024年7月31日まで延長されます。
コロナの時にぐっと、期限が伸びました。
税理士がいる場合、2024年7月31日ともっと伸びます。なっが!
と思っている、駐在員のアナタも、確定申告をすると、払いすぎた税金が戻ってくることも多数!
基礎的な申告であれば誰でも簡単にでき、さらに数百ユーロ以上返金されることも多々あります。
ドイツで確定申告の義務と任意の区分 | |
ドイツで確定申告 会社員の場合 ▶ | 義務ではない払いすぎた分を取り戻せるかも! |
フリーランス/個人事業主 ▶ | 確定申告は義務申告後に納税の通知が来る |
基本的にElsterに登録すると、住所、名前などが、自動で申請書に反映されるので、エルスターを使用して、そのままオンラインで確定申告できる、というやりかたです。
日本でいう E-Taxのシステムのようなものです。
Elster((Elektronische Steuererklärung) 登録サイト
ドイツで確定申告 会社員の場合は税理士などは不要で簡単!
ドイツでの確定申告を分かりやすく説明している ペンギン先生の動画です。これを参考に、Elsterに記入して、申請すれば
返金されてくる流れを説明してくれています。これはありがたい。
上記までは会社員の方向けの確定申告の方法でした。
会社員の方の確定申告は義務ではないので、やったらお得かもーというお話でした。
ドイツでフリーランス、個人事業主向けの確定申告/納税の方法
かたや、確定申告。。。
ドイツでフリーランス、個人事業主の方の確定申告は義務です。
やらないと、ペナルティがあります。
そんなドイツで”会社員でない自営業/副業をやっている方”は、このElsterでのオンライン確定申告の作業の前の段階で、
もうひと手間、収支の計算(会計作業)をして、利益を計算しないといけません。
ポイント
日本で収入を得て、ドイツに住民票がある人も、ドイツにて確定申が必要です。
おおざっぱに確定申告のやり方を一言で言うと、
前年度の毎月の収入と支出を会計ソフトまとめ、OR 税理士さんのBuchhaltungまとめ、その結果を、Elsterで申請する流れです。
しかし個人事業主/フリーランスの方の中には、税理士を雇うほどでもない収入の方も多数見えると思います。
確定申告の時だけ、誰かの知識が欲しいけど、毎月税理士を雇うほどでもない、、、
例えば・・・収入 (月 1,000 ユーロ)以下の方、そして、年収12,000ユーロを超えなそうな?収入の方にも
とっても便利な毎月の帳簿を付けてくれるブラウザ会計ソフト、Servdesk(サーブデスク)をご紹介します。
日本のFreee会計に近いソフトです。
毎月300ユーロ × 12か月= 3600ユーロ + 決算時に500ユーロほどの合計 4,100ユーロの税理士費用が浮いています。
あと、自分でやることで、収支や、どの程度自分に投資して使ったほうがいいのかなどを把握できるようになる、利点もあります。
Sebdeskの使用料は毎月たったのEUR15.90です、これなら、まだ収入の見通しの立たないフリーランスの皆さんも気軽に利用できますね。
ドイツでの会計ソフト、
このServdeskに出会う前は、ドイツでの確定申告の際に、いろいろな会計ソフトを使用していました。
しかし、円、ユーロ、ドル、日本語、、など 多言語、他通貨の機能面では、他のソフトはどれもNGでした。
しかしServDeskは、日本語での請求書は円で表記。 その時のレートや、指定のレートで、システム上はユーロで計算など、
ドイツに住む日本人にとって、とーーーーっても必要な機能が満載なのです。
Serv Deskのほかの税務関連ソフトとの違い・ポイント
・円で入力しても税務上の管理画面内ではEURで自動で計算してくれる。
・領収書のスマホでのスキャニング* 読み取り機能がある。
・毎月たったのEUR15.90
登録後に、無料期間が付いているのもポイント!
まずは2週間お気軽に管理画面内をお試ししてみてください。
お試し中に
・顧客リストと、
・請求書の発行
をやってみると、どんだけ便利なんだーぁと、今までごちゃごちゃになっていたものが一元化されて、
自身の事業の利益もクリアーに見えるようになってきます。
確定申告うんぬんよりも、自信の事業成長のために、必要なソフト、というわけですね。
管理画面の設定はEdit User項目から、英語にすることが出来ます。
この会計ソフトの中で、デイリーに使う項目は
・請求書 Invoises
・領収書 Rechnung
・あとは、クライアントの電話帳のような機能
請求書自体にも、ヘッダー、フッター共に、お好みの定型文が入れられるので良いですね。
ドイツの会計ソフトServDeskでの請求書 Invoices の作り方
請求書作成画面に新規の入力画面が表示されるので、あとは、必要項目を記入していくだけです。
顧客番号、請求書番号なども、以降自動的に連番で生成されていきます。
Show More Optionを押すと、請求書に表示する、通貨を選ぶ選択画面が開くので、日本円の場合はJPYを記入。
日本円で請求書を立てても、管理画面内では、EURに自動で変換されているので、わずらわしい通貨計算が不要です。
そして入力したデータをPDFで保存することが出来るので、お客様に請求書を送付すればOKです。
なおフッター部分には定型のテンプレートを自身で用意できるので、例えば
Bitte begleichen Sie den Rechnungsbetrag bis spätestens Ende von[%ZAHLTAG%][%ZAHLDATUM%]
というような変数を設定しておけば、毎回同じテンプレートを呼び出して使用できます。
ドイツの会計ソフトServDeskでの領収書 Receipts の追加の仕方
デスクトップの場合
Expenditure 支出を追加するボタンを押して、購入した商品などのレシートをアップロードします。
※Incomesはどんな時に使うかというと、請求書を立てずに収入を得た場合、ここに追加していきます。(アフィリエイトでの収入などはここです。)
アップロードできるのは5 MBまでのファイルで、
PDF:
1ページから多数ページのモノもアップロードできます
PNG:
1枚から数ページのモノをUP出来ます
JPG:
1枚から数ページのモノをUP出来ます
スマホアプリの場合
Sevdeskのアプリをインストールすれば、レストラン、カフェなどで食事した際も、レシートをそのまま読み込むことが出来ます。
スマホのカメラで、レシートを読み込むと、自動で日にちや、請求書ナンバーなどがよみこまれるので、 そのままOKを押して完了。
便利な機能です。
ここまでの作業で、確定申告に必要な、収入と、支出のバランスが追加されると、ダッシュボードに、収入と支出のバランスがEURで自動計算されるわけです。
あとは、Elster(ドイツ版 E-taxのようなもの)に記入して、申請するのみです。
ドイツで確定申告/納税の方法のまとめ
フリーランス、個人事業主の方は特に確定申告と、毎月の帳簿(会計業務)を付けることは、手間、時間、労力がかかると思います。
しかし、何も知らず、税理士に丸投げの場合は、それだけランニングコストがかかるので、
スタートアップの数年は、ある程度自分でもお金の流れ、会計の知識を理解することで、事業の業績も成長していくのではないか、と思っています。
これは、日本もドイツも同じですね、
1.会計をする
↓
2.申告をする(E-Tax)
税理士さんは、納税者の私たちに有利になることより、税務のルールをきちんと守らせることをもちろん優先させるので、
まるっと、税理士さんに申告してもらうよりも、自分の事業の利益と納税額は、自分/自社内で理解して、守ることが重要だと思っています。
ドイツ在住のフリーランスの方、個人事業主の方と税務や、銀行や、、諸々交流できたら、、と思っています。
他にも、おススメの会計ソフト、情報などありましたら、どうぞ、各SNSアカウントなどからお知らせください☺