そのネントレちょっと待った!
こんにちは。3歳、0歳、二男児育児中、「乳幼児の睡眠コンサルタント」松井真純です。
あなたのお子さんはねんねするのが上手ですか?
それとも毎日の疲労で「もう限界ーー!ネントレしかない!!今日から始めよう!!」と思っていたところでしょうか?
3つの睡眠の土台を知って「寝かしつけストレス」から解放される方法をお伝えします。
睡眠問題解決=ネントレ!?
夜泣き、1時間の寝かしつけ、夜間に遊び出す等、育児ストレスの上位にある睡眠問題。
睡眠問題解決にはネントレするしかないと思っていませんか?
確かにネントレは問題解決に導くひとつの立派なツールです。
ですが、やみくもにネントレしても効果が得られなかったり、問題が悪化する可能性大!!
例えばカサカサに荒れた肌にファンデーションを塗っても、粉を吹いてヨレヨレ。綺麗にみせるはずなのに、逆に肌荒れが目立ってしまいます。
ですが化粧水で潤おしクリームで蓋をした土台が固まったお肌に塗れば、ツヤツヤつるん♪
ねんねも同様、土台が固まってない状態で問題を解決しようとネントレしてもうまくいきません。
まずは睡眠の土台を固めよう!
睡眠の土台とは
「お子さんが持つ眠る力を最大限引き出す」要素のこと。
大まかに分けて①寝室環境②生活リズム③幸福度の3つから構成されます。
ネントレをしなくても、土台を固めるだけで問題解決する場合もありますよ。
3つの要素からなる”睡眠の土台”を固める
①寝室環境
多くの時間を過ごす寝室の環境は重要です。安全と快適を提供。
特に安全は一番最初に固めて頂きたい要素です。
安全
主に窒息、誤嚥、思わぬ事故の危険を排除
・1歳未満は赤ちゃん以外寝床に入れない
・1歳未満はSchlafsackを使う(掛け布団、ブランケットは使わない)
・硬めのマット、敷き布団を使う
・添い寝、添い乳をする時は体を密着しすぎない、大人の枕や布団を遠ざける、敷き布団は大人と別にし離す
・大人用のベッドで寝かせない
・赤ちゃんの手が届く所に物を置かない
・転倒の危険があるものは排除
環境
赤ちゃんは外部からの刺激を遮断するのが苦手。ねんねを邪魔する要素を排除してあげる必要があります。
・一筋の光も入らない完全遮光
・気温20度~22度
・湿度40%~60%
・音のクッションホワイトノイズ使用
・おもちゃ等気が散るものを置かない
・寝入ったときと同じ環境をキープする、等
ポイント
・赤ちゃんは大人よりも体温が高いため、”大人が肌寒い”と感じる気温が最適。また、SID(乳幼児突然死症候群)の一因と言われているため、着させ過ぎにも注意⚠️
・”寝入った時と同じ環境をキープ”するのは目が覚めた時、寝入った時と状況が変わっているとビックリして泣いてしまう要因になるため。
睡眠の環境作りのためのおススメのグッズ
②生活リズム
大人同様、規則正しい生活リズムが大切です。
・朝に日光を浴びる
・寝かしつけるタイミングを見極める(←詳しくはクリック)
・日中の睡眠も含む月齢に合った睡眠量
・月齢に合った活動
・ねんねルーティーンの確立、等
ポイント
夜寝て欲しいからとお昼寝させないのは逆効果。疲れすぎてストレスホルモンが多量に分泌され、夜泣きや寝ぐずりの原因に。
③幸福度
抽象的な言葉ですが”どれくらいハッピー”であるのかと解釈して下さい。
睡眠問題を抱えているママパパが、一番見落としがちで固めるのが難しい要素。
ですが幸福度が満たされただけで、問題解決するケースもある程重要でもあります。
・ママ(パパ)がハッピーである
・赤ちゃんがハッピーである
・スキンシップ
・言葉で「好き」を伝える
・20分の一対一の時間
・ベビーシッター、家事代行をお願いする
赤ちゃんの睡眠になんでママパパがハッピーである必要があるの?と思うかもしれません。
なぜなら赤ちゃんは”ママパパの感情”を敏感に読み取って共鳴するから。
もしもママパパがイライラしていたら赤ちゃんはイライラを感じ取って不安でソワソワ。
大人も不安があると夜中に起きてしまったり、眠りが浅くなってしまったりしますよね?
赤ちゃんも不安があったらねんねどころではなくなってしまいます。
逆にママパパがハッピーな状態なら赤ちゃんも”ハッピー!”安心してねんねができます。
ポイント
・”ママパパがハッピー”であるために一日5分でもよいのでご自身の好きなことをする時間を確保。
・”スキンシップ”である肌と肌の触れあいは幸せホルモンが分泌され、赤ちゃんだけでなくママパパも幸せな気持ちに。
・一対一の時間とは家事やスマホは忘れてお子さんとの時間を楽しむこと。
参考:IPHI資料
お子さんの眠る力を引きだす”睡眠の土台” まとめ
全てを同時に始めようとすると、いっぱいいっぱいになって逆にストレスになってしまうかもしれません。
ご自身が出来そうなところから始めて、少しずつ固めていってくださいね。
今回ご紹介した以外にも睡眠トラブルとなる原因は沢山あります。
睡眠問題にお悩みの場合は個別相談も承っておりますのでお気軽にご連絡下さい。
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